「求人の手間が減って、現場の安心感が増しました」――そう語るのは、Bee-Nsを導入した都内にある内科クリニックの採用担当者様。日々の診療と兼務で採用に時間を割けない中、同院はどのようにして欠員リスクを減らし、スムーズな人材確保を実現したのでしょうか。今回は、導入の背景から具体的な運用方法、そして感じた効果までを伺いました。1. 欠員対応がきっかけ。導入の第一歩は“必要に迫られて”――Bee-Nsを導入されたきっかけを教えてください。普段は正職員、パートで回しているのですが、「どうしてもこの日が足りない」というシフトの穴が発生したり、看護師それぞれの事情から突発的に「明日どうしても出れない」という方がいらっしゃるので、その穴を埋めるために、スポットバイトサービスを導入してみました。2. 「自分たちで求人作成なんて無理」——テンプレートが変えた採用の壁――導入にあたり心配なところはありましたか。最初は「自分たちで求人を出すなんて大変そう」と思っていました。母体が大きいクリニックですと、事務の方がいて対応できると思うのですが、我々のような規模のクリニックですと、採用周りを兼務している人が多いと思うんです。そうするとメインの業務をしながら、一から求人を作るのはとてもハードルが高かった。でも、Bee-Nsさんは求人テンプレートを作ってくださったのが大きかったですね。あれがなければ、たぶん上手く使えなかったと思います。――テンプレートが導入の後押しになったんですね。そうですね。最初にフォーマットを整えてもらっていたので、条件を少し直すだけで募集がかけれるので求人を出す手間がぐっと減りましたね。体感的には80%くらい工数が減ったような気がします。最初のハードルが低かったのが続けられた理由だと思います。3. 掲載から最短30分で決定。欠員対応のスピードが格段に向上――実際に運用してみていかがですか?とにかく楽です。条件がほとんど同じなので、一度作った求人もコピペして募集日を直すだけでそのまま再利用できます。過去の募集履歴も一覧で見られるので、「このときは誰が来てくれた」「この人は良かったね」と振り返るのにも便利です。あと交通費を一律で設定できるのが大きいです。ある程度、近くにお住いの方が応募してくれるので、その分、遅刻やドタキャンがないのかなと思っています。通いやすい人が来てくれるので、現場も安定しますね。――求人が決まるスピードはいかがですか?ものすごく早いです。出すとだいたい半日、早ければ30分で決まることもあります。このスピード感は驚きました。導入のきっかけだった突発的な欠員にも対応いただけて、とても助かってます。――どんな方が応募されるんでしょうか?副業の看護師さんが多いですね。午前だけ働いて午後は別の病院に行く方や、子育て中で短時間だけ働きたい方など。立地も良いので、近隣からの応募が多いです。だから遅刻が少なく、欠員リスクも減りました。4. 初めてのスタッフでも安心。“お互い様”の文化で支える現場――初めて来るスタッフさんへの対応は?最初から全部任せることはしません。健診業務の中から、できることをお願いしています。例えば、身長体重の測定や採血など、経験のある作業を割り当てます。心電図が苦手なら、ほかの作業に回してもらうなど柔軟に対応しています。――スポットで来る看護師さん向けのマニュアルなどご準備されていらっしゃいますか?基本マニュアルは作っていません。読むだけで終わってしまうので。現場には1枚のチェックリストを貼って、見るだけで作業手順が分かるようにしています。そうした方が断然理解が早いです。――良い方が来た場合は?「また来てくださいね」とその場で声をかけます。そうすると、次に募集したときに応募してくれることが多いです。逆に、ちょっと合わなかった方なという方は次回は依頼しません。ブロック機能があるので、その点も管理しやすいですね。――スポットバイトへの考え方を教えてください。スポットバイトは“お互い様”の関係だと思っています。できることをやってもらって、助かったら「ありがとう」、それで十分。社員ではないからこそ、無理をさせずに気持ちよく帰ってもらうことを意識しています。そうすると、また来てもらえるんです。――現場の雰囲気も良いと聞きます。来てくれた方には「優しい職場ですね」と言われます。受け入れる側としては、たとえ1日だけの勤務かもしれないけれど、できるだけ気持ちよく働いてもらうように心がけています。そうすることで結果的に、看護師さんのリピート率が高くなっていますね。5. 採用は「特別な作業」ではなく“日常業務”に――Bee-Nsに今後期待することは?タイムカード機能をもっと柔軟にしてもらえると助かります。たまにスタッフさんが早めに打刻してしまうことがあって、今は本人から修正依頼を出してもらわないといけないんです。クリニック側で直接直せるようになるとありがたいです。それから、忙しい時間帯が終われば定時より30分早く上がってもらうこともあります。その場合はもちろんお給与をお支払いしていますが、システム上は一旦“早退扱い”になってしまう。ここも柔軟に設定できるようになると嬉しいですね。――導入して感じた一番の効果は?「気軽に求人を出せるようになった」ことです。今までは面倒で後回しにしていたのが、すぐ出せるようになりました。欠員リスクも減って、現場の安心感が増しました。Bee-Nsのおかげで、採用がより日常業務の一部になった感覚です。――貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!編集後記取材を通して印象的だったのは、担当者様の「採用を特別扱いしない」という姿勢でした。忙しい中でも、現場の仕組みを少し整えるだけで、採用のストレスは確実に減らせる。その実感こそが、今の医療現場に必要な“安心の仕組み化”なのかもしれません。今後も、こうした前向きな取り組みを一つずつ紹介していきたいと思います。